肩こりや腰痛は「脱力」で予防する
肩こりする人に共通していることって何だと思いますか?
悪い姿勢?
そうではありません。いい姿勢の人にも、肩こりする人は多いのですよ~。
実は、一番共通していることが、「力が抜けない」ということです。
姿勢の判断基準は見た目だけではない。
姿勢の良し悪しの判断は、見た目だけではできません。いい姿勢というのは、「力が抜けていて、見た目も良い姿勢」のことを言います。
一般的には、どうしても見た目だけで判断しがちですよね。
どっちが楽でしょうか?
力を入れているのと抜いているのでは、どちらが楽でしょうか?もちろん、抜いている方が楽ですよね。
また、どちらが筋肉が固くなるでしょうか?これは、力を入れている方ですよね。
力こぶをつくると、筋肉は固くなりますよね。筋肉には力を入れていると、凝ったり、張ったりするという性質があるのです。
肩こりや腰痛を改善するには上手に脱力しましょう!
とはいっても、力が入っていることを自覚していない人も多いです。当院の整体に来院されている方にも多いのですが、無意識に力が入っているのですね。
そんな時は、思いきって力を入れてみましょう!
- 肩をすくめるように、ギュッと肩を持ち上げます。
- ハァーと息を吐きながら、ストーンと肩を落としてみましょう。
これをやると肩に入っていた力が抜けるようになります。この抜けた時の感覚も覚えておくと良いです。
肩が凝る作業をしているときなどは、こまめにこの動作を繰り返すと予防と肩こりの改善にもなります。
矛盾するようですが、「頑張って」「脱力」しましょう!
力が入っている場所に凝りや張りは起きる。
肩こりや腰痛になるルールというものがあります。
そのひとつは簡単に言ってしまうと「力が入っている」場所に肩こりや腰痛は起きるということです。
力を入れると筋肉は固くなりますよね?この状態がずっと続くことで、筋肉は常に張った状態になり、血流も悪くなるので凝った状態にもなり、肩こりや腰痛になるのです。
例えば、力が抜けている場所、手のひらはどうでしょう?
普通にしてれば力が抜けていて、指が軽く曲がっていますよね?
この状態であれば、筋肉はこったり、はったりしないのです。何か物を持つと力が入りますね。その状態が続けば筋肉は張ってきます。
ギュッとグーを握るとどうでしょう?
やはりその状態が続けば筋肉は張ってきます。
肩や腰も基本的には同じなのです。
なので、予防法としてはとにかく「力を抜く」。
これが大事です。ただ、体を支えている以上、特に腰は全く力を抜くわけにはいきませんよね。
そこで大事なのが姿勢なのです。
「正しい姿勢=適度に力が抜けた姿勢」にすることで肩こりも腰痛も予防できるのですね!
姿勢って大事ですね~。