「肩こりは仕方ない」と放っておいてはいけない理由
当院の整体に来院される症状で多いのは、やはり肩こりと腰痛です。でも、最終的に来院に至るきっかけとなるのは、腰痛の場合が多いです。
腰痛で来院したけど、肩こりはもう慢性的にあります。そんな場合がよくあります。
皆さん、肩こりだけだと「仕方ないかな~」とあきらめている、もしくは慣れてしまって当たり前になっている、そんな感じでわざわざ整体に行こうとは思わないようです。
肩こりは様々な不調の始まり。
ついつい放置しがちな肩こりですが、実は様々な不調の前兆だったりします。
まず肩こりの症状から始まり、腰痛や腕のしびれ、痛み、頭痛、不眠などにつながっていく。たくさんのお客様のお話をうかがっていると、そんな負の連鎖を起こしている場合が多いのです。
姿勢や自律神経の乱れが、肩こりに現れる
当院の整体では、姿勢の乱れ→自律神経の乱れが様々な不調の原因であると考えていますが、肩こりはそんな乱れが最初に現れやすい場所だと思います。
姿勢の乱れは、まず猫背のような姿勢から始まり、それを直そうとしているうちに腰が反りすぎ、のけ反り姿勢になる。こんな順序が多いのです。
姿勢を直そうとしているうちに、正しく直せず二次災害、三次災害が起きていく・・・。そして自律神経が乱れていく・・・という流れで不調を引き起こす負の連鎖が起きていきます。
肩こりは気づかない場合も多い。
肩こりを放置しがちな原因として、仕方ない、当たり前といった感覚以外に「気づかない」ということがあります。
実際に、肩はガチガチ、コリコリなのに「自覚がない」「辛くない」という人はたくさんいます。実は、これが一番怖いことだと思います。
痛みや辛さというのは、体が「疲れているよ~」「異常が起きているよ~」というサインを送っているのですが、このセンサーが正常に働いていない状態なのです。
そうすると、さらに進行した状態になってやっと自覚症状が出てくるのです。それが腰痛であり、腕のしびれや痛みなのです。
進行した状態なので、その分正常に戻すには時間がかかります。
肩こりのうちに手を打ちましょう
というわけで、ただの肩こりと侮るなかれ。肩こりのうちにしっかり改善していきましょう。
自覚がない場合も、美容室などで肩をもんでもらった時に「すごい凝ってますね~」なんて言われると思います。
放置せず、早めに対処していきましょうね!
腕を回しているだけでは肩こりは良くならない。
よくお客様から肩こりの予防の為に「腕をよく回してるんだけど~(肩こりが良くならない)」というお声を聞きます。
結論から言うと、腕を回すだけでは肩こりが良くならない場合は多いです。
なぜかというと、もっと大事な場所を動かしていないからです。
肩こりを解消するために、動かすべき場所とは?
肩こりを解消するためには、背骨を動かす必要があります。
背骨は首から腰までありますが、中でも肩こりに影響する場所は、「背中」です。
肩甲骨と肩甲骨の間辺りですね。背骨を動かすと言ってもピンとこないかもしれないですね。
背骨はこんにゃくのように柔らかい
健康な背骨というのは、こんにゃくのように柔らかく動くものです。赤ちゃんの体を見てみるとわかりますよね。
肩こりの多くの人に共通するのが、背骨の背中の部分が固まっていることです。
背中を後ろに反らすことが大事!
どう動かすかというと、「後ろに反らす」のです。
簡単なようで、しっかり後ろに反らせる人はほとんどいません。元々は少し丸くなっている背中を、弓なりに後ろにそっくり返せるかどうかがポイントです。
最初は、上手くできなくても「動かそう」とすることが大切です。
腕を回すだけではなく、背骨の背中の部分を動かしましょう!