なぜ、病院では腰痛の原因のほとんどは「わからない」のか?

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考え込む女性

多くの人々を悩ましている腰痛。とても身近な症状ですが、そのほとんどが病院では「原因不明」となることをご存じですか?

ある統計では、腰痛の9割近くは原因がわからないと言われています。その末に、最近では腰痛の原因は心因的なものと考えられるようになっています。

正直、わたしからすると「ずいぶん、あさってな方向に進んでいるな~」という印象です。

腰痛の原因の9割は姿勢です!

わたしが腰痛の原因をひとことで表すなら「腰痛の原因9割は姿勢です」と答えます。

日頃の姿勢や動作、これが腰痛の原因なのです。

当院の整体に来院される方のほとんどが、「その姿勢であれば当然腰痛になるよね」という姿勢をされています。

間違った姿勢や動作を繰り返していることで、筋肉は過緊張な状態になり、椎間板には負担が過度にかかります。

筋肉の伸縮性や弾力性は失われ、いわゆる筋肉のこった状態や張った状態となります。そのことで神経は刺激され痛みを感じます。

姿勢は外科的な問題になりません。

医師の格好の男性

姿勢に関しては外科的な問題とはなりません。レントゲンやMRIは姿勢の問題を見ているわけではないのです。

お医者さんも姿勢に関しては専門ではないのです。

なので、当院の整体に来店される医療関係者の方も、間違った姿勢の方ばかりです。

そして、これが正しい姿勢ですよ~と指導すると皆さん驚かれます。姿勢に関しては、一般の人とほとんど同じなのですね。

お医者さんは腰痛に関して遅れている。

ほとんどのお医者さんは、今まで外科的な問題がみられない腰痛に関してほとんど研究をしてきていないのだと思います。

TVや本などで、お医者さんが「画期的な腰痛の改善方法!」みたいな感じで紹介している方法は、わたしからみると「今さら、そんなこと言ってるの!?」と愕然とします。

お医者さんを否定するわけではありません。専門が違うということです。

お蕎麦屋さんが、急にハンバーグを作って「この焼き方すると美味しいんです!」と言ってるようなものです。ハンバーグ屋さんからすると、「30年前からみんなやってるよ!」という話なのです。

もちろん、外科的な問題となったら、お医者さんの専門です。わたしの出る幕はありません。

腰痛にお悩みの方は、このことを参考に上手く病院と整体やカイロプラクティックなどを使い分けていただけたら嬉しいです。

正しい姿勢は病院では教えてくれない。

黒板の前で教える男性

先日、来院された方に「○○接骨院から紹介された」とうかがいました。

知り合いではないけどな~と思っていたら、わたしの本がその接骨院さんに置いてあって「あなたはこのコンクリ背骨ではないか?」と言って本を見せくれたそうです。

接骨院さんでわたしの本を置いてくれているのは、とても嬉しいですね。

そうやって正しい姿勢に対する知識が多くの病院、接骨院、整骨院、整体に広まっていけば、肩こりや腰痛の人は劇的に減るのにな~と思います。

正しい姿勢を身につけて腰痛を卒業しましょう!

病院や接骨院、整体のほとんどは、意外と姿勢について教えてくれません。きちんと教えないけど、「姿勢が悪いから、肩がこるんですよ」とか「猫背だから、姿勢を気をつけなさい」なんて漠然とした言い方をします。

正しい姿勢というのは、そんなに簡単なものではないのです。わたしも何年もかけて、たくさんの人の姿勢を見て、研究して考えて、分析して臨床を重ねて、今の姿勢理論にたどり着きました。

簡単に「背すじを伸ばして!」「胸をはって!」とやっても正しい姿勢にはならないのです。

でも、この正しい姿勢さえ身につけてしまえば、肩こりや腰痛にならない体へと変わることができるのです。

その場しのぎのマッサージばかりではなくて、肩こりや腰痛にならない体作りをいち早くしていくことが大切ですよ~!