足のつけ根の痛みには反りすぎな姿勢が関わっている!?
当院の整体に来院されている方に多い症状は、腰痛とともに、足のつけ根の痛みです。女性に特に多い傾向があります。
実は、足のつけ根の痛みは、姿勢の影響を受けていることをご存知ですか?
反り腰で出っ尻な姿勢は足のつけ根に負担がかかる。
当院の整体では初回に姿勢の分析をするのですが、「スーパーバナナタイプ」の姿勢と呼んでいる、いわゆる「反り腰で出っ尻」な姿勢は、足のつけ根の痛みを引き起こします。
骨盤と股関節が「くの字」に曲がってしまうからです。
歩くとお尻が後ろに引けて見える姿勢です。
このタイプの姿勢は、足のつけ根だけではなく腰痛にもなりやすいです。
でも、前屈は柔らかい人が多い。
このタイプの姿勢の人は、前屈は柔らかく、手が床までペタッと着く人が多いです。
その一方で後ろに反らすのは苦手です。
特に骨盤から股関節が動かないので、反らしたときに全体で半円を描くことができず、腰だけで反った状態となり、下半身が棒になってしまいます。
姿勢を改善しなければ、足のつけ根の痛みは取れない!
足のつけ根の痛みは、日常の姿勢や歩き方などを変えないとなかなか良くなりません。揉んでいるだけでは効果はないので、悩んでいる人も多いです。
ひどくなると、股関節を構成する大腿骨や骨盤の骨の変形などに発展してしまうので早めに、姿勢を改善しましょう。
女性に多いバナナタイプの姿勢とは
一番足のつけ根が痛くなりやすい姿勢のタイプは私の本にも書いてある「バナナタイプ」をさらに進行させた状態の「スーパーバナナタイプ」です。
「スーパーバナナタイプ」は腰が反りすぎているのに加えて、出っ尻気味のお尻が後ろに引けているタイプです。
上の画像のようなタイプの姿勢です。
「スーパーバナナタイプ」は股関節が屈曲したまま固まりがちです。横から見ると体が「くの字」になったような状態です。
その状態だと股関節を構成する前側の筋肉が過剰に緊張した状態となり、痛みが起きます。
さらに股関節が固まっているので、歩いたときにクッションがきかなくなり、骨にストレスがかかります。
それがひどくなると変形性股関節症と呼ばれる骨や軟骨が変形した状態になります。
変形したものは元に戻せない。
変形したものは元には戻せないので、変形しないように姿勢や骨盤のゆがみを改善して予防することが大切です。
ただ、ある程度は変形していても、姿勢や骨盤のゆがみが取れると痛みも楽になるので、放置せずに、積極的に処置をしていきましょう。
ちなみに足のつけ根が痛いのに、運動したほうがいいだろう!と負担をかけてしまうと、余計に悪化するパターンが多いので気をつけましょう。